殆どのメーカーの構造は同じなのでサービスマニュアルが無くてもネジの締め付けトルクなど一つが判れば問題なく直せる。
今回のエンジンと同年代の多くメーカーはシリンダーがクランクケースと一体になっており必ずクランクケースを割らないと修理できない。
コストダウンのため仕方が無いのだろうけど・・・・・・
要はピストン、コンロッドはヘッド側から抜き取らなければならないのだが、今回の故障は上死点から1センチ程下がった位置でピストンが固着しておりすぐに抜けないのだ。
シリンダーとピストンの隙間にラスペネを吹きプラハンで壊さないよう慎重に少しづつ叩いて押し下げやっと下死点まで押し下げた。
この状態でシリンダーの頂部に発生している錆をホイールフラッパーで軽く落としながらピストンが上死点まで動かせるように磨いた。
ピストンが動くようになれば次はクランクケースを割ってクランクを取り出すのだか、この三菱メイキエンジン意地悪なのかフライホイールにプーラーを取り付けるネジ穴が付いていない。
直径は220ミリもあり手持ちの道具で合うものは無い・・・・・・・
無ければ作るしか無いので鋼材を買いにホームセンターに行った。
鋼材を仕入れる前にアストロにギアプーラーの大きいのが有ったはずと思い行ってみたが最大のもので3インチしかなかった。
3インチでは役に立たないのでホームセンターに行ったのだが鋼材を買う前に何か合う道具は無いかと思い工具コーナーに赴いた。
すると8インチのものが安く出ていたので20ミリの差は吸収できるだろうと勝手に想像して買ってきた。
モノタロウでは15000円ぐらいするがここでは5000円弱!
鋼材で作るより手間が省ける!
工具をフライホイールの肉厚の部分に爪を掛けセンターボルトを回すが外れない・・・・・
あまりやりたくないが必殺技!
センターボルトの頭をハンマーで一撃!!
外れました~・・・・・
次回はクランクケース割りネ!
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