前回記事で軸にガタのあるローラーを分解しましたが・・・・・
ガタが無い物は内部に洗い油を入れて汚れを溶かし出してその後新油を入れる作戦を一個だけ試してみました。
粘度の高いオイルはなかなか入らず一個仕上げるのに半日かかってしまいました。
また、殆どからオイルも出てこないし、出ても数cc程で、洗い油を入れたにも関わらず手でシャフトを回しても重いし、こんな事してたら何時終わるか判りませんので分解して清掃し、同時にオイルを補給する方法をとりたく全て分解をすることにしました。
まず車体から全てのローラーを外しますので代わりに椹木を噛まします。
分解に入りますが、錆と泥で埋まったCクリップの入っている溝掃除をします。
Cクリップがブラケットに食い込んでいますのでプレスでブラケットを少し押し込んでクリップを外しやすくします。
錆で固着してますのでピックツールで叩き動くようにして外しますが、ピックツールの前端はお釈迦になる事を覚悟しなければなりません。もちろん潤滑剤を吹いておきます。
また気お付けないとクリップがどこかに飛んでゆきます。
今回は腐食を想定してましたので新品を用意しています。
外れましたら出来る限りシャフト回りを清掃しブラケットから抜ける様にします。
先程はブラケットを押しましたが今度はシャフトを押して抜き取ります。
外れますとフローティングシールが見えますので金属部分をほじくりだします。
泥と油で粘土みたいになったものがこびりついています。
このフローティングシールは調べてみますと殆どの建機の足回りに使われているらしく特殊合金で作られたプレートがお互い擦れあって水や泥の侵入を防ぐらしく、普通のダストシールよりも強力かつ精密に作られています。
抜き取ったシャフトをみますとガタの有ったものは錆がでてました。
その他に錆は無かったですが、2100時間ほどかなりの重量を支えて来ましたのでブッシュの当たっていた部分が擦り減って若干ですが段付きになってます。
段差は0.1mmぐらいですが新品と比べてしまうとね~・・・・・・・
左端がガタの有ったローラー用に用意した新品ですが、使っていないので当然ツルツルです。
シャフトがここまで傷んでいるとは思いませんでしたので新品ブッシュを一台分用意していましたがこのまま組み付けるかどうか悩ましい所です。
見てしまうと変えたいですね~!
シャフトはアッセンブリーなので一本当たり7500円程・・・・・・・
二本は用意してありましたが、残る6本はどうしましょうか・・・・・・・?
想定外の出費です!
時間がかかっても何か別な方法で給油してれば悩まなくても・・・・・済んだのに・・・
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rustsalvage
がしました