手術前の指の痺れと握力低下が強くなったころの話です。
エンジン薪割り機が手に入りましたので以前から持っていた電気式を処分しようと思いました。
古いのでオクに出しても見た目がわるいので高くならないのでクヲリティを向上させてからと思いましたので、その時の修理内容を公開したいと思います。










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部品点数が少ないので別段問題は無いのですが、売った先で不具合が出ては面倒なので油漏れ対策と電気で起こるコンデンサーのパンク予防交換を行いました。
油漏れ対策はオーリング類とパッキンの交換です。
まずはオイル抜き並びに分解です。
油圧シリンダーが入っている胴体の片側にボルトが4本付いてますのでこれを外し前側のカバーを前に引き抜くとシリンダーが付いて出てきます。
シリンダーはパイプで作られていて内側がホーニングされてます。途中に油逃がしの出っ張りがあり、その位置が片側にずれてますので組み付け時、気を付けないとストロークが変わってしまいます。







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オーリングを用意するためサイズを測定し注文します。
モノタローとオーリング専門屋で全て揃いました。







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分解で手こずったのはシリンダーの中にリターンスプリングが組み込まれており、これを外すときと組み込む時でした。
方法は油まみれになるので使い古しのラッシングベルトでスプリングを縮め先端のピストンをフリーにして外します。
外れたらロッドを先端のカバーから引き抜き、更に古いダストパッキンをカバーから取り除き清掃します。
幸い作動油に浸かってましたのでロッドは錆ナシでした。









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汚れを落としましたら組み立てに入ります。
分解時と逆に行えば良いのですが、組み立て時には一工程余計なシール剤塗布があり結構面倒です。
位置は両端のカバーが胴体に接触する所ですが、そこはシール剤接合となり、胴体の先端にシール剤を塗布後、組入れる時いろいろな所に触り関係のない所にシール剤が付いて厄介でした。
二人作業なら楽なんですけどね。









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一人作業では大型のバイスを床に置きそれにロッドの先端を銜えてシリンダー全体を自立させると楽に作業ができました。
組み立て完成後は二日ほどそのままにしてシール剤の硬化を待ちその後作動油を入れてエアー抜きを入念に行いました。
作動油は4リッター弱入りました。
エアーが余計に入っていると夏場気温の上昇で内圧が上がりオイル漏れを起こしやすくなりますので注意したいです。









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完成後は試し割りで直径20センチ弱のを割ってみました。
問題なく割れますので出品出来そうです。