かれこれ3年前に溯るが、ネット上の知り合いのCBXリペアを始める事になった。
当時、彼はこの車両を直で輸入し、いろいろと苦労していたが私もエンジンの輸入では苦労し、人事に思えず連絡の取り合いをしたのだった。
昨日、我がガラクタ置き場兼、修理工場兼、車庫のお客様?、教材?、となったCBXの所見から始めることにする。
年式は79年型、エンジン番号から推測すると79年の最終型の様だ。
オーナーさんの話から状態をいろいろ推測していた。
オイル消費量はCBXOCの中でもダントツかと思われる「2st○っちゃん」をはるかに上回るリッター50Km!
・・・・・との事、オイル下がりか上がりか?どちらかと言うと上がりかな?
オイルリングの固着かも?
オーナーさんも事前に圧縮圧力を測り知らせてくれたがその内容は思わしくない・・・・・・・・・
7Kgを割っているシリンダーが3本、シリンダーに傷が有るのかな・・・・・・・・・・・・・・
とにかく考えていても埒が開かないので修理の前準備として状態把握から始めることにする。
まず暖気をして測定しないといけないのでその下準備。
オーナーさんが事前にメールで示してくれていた通りプラグは悲惨な状態。
パーツクリーナで油分を洗い流し圧縮エアーで乾燥。
次にプラグクリーナで清掃。
サンドブラストの原理のアイテム、数秒でクリーニング完了。あとはパーツクリーナで洗浄し圧縮エアーで乾燥させておしまい。
プラグを戻しエンジンを掛けてみる。
なかなか掛からない・・・・・・・・・・・・・
やはり圧縮が少ないのだろうか?そのうち電力不足。バッテリーを予備に交換し、搭載されていたモノを充電に回す。
やっとブスブスしながらエンジンが掛かる。
凄い!
・・・・・・排気漏れ!この音を聞いてはDGの集合音もかき消され、まるでスタントカーレースの様相!
またオーナーさんが言っていた通り激しい白煙・・・・・・・・・・・・・・
オーナーさんには悪いが、その表現として焼きサンマの煙慰撫し、良く言えばブルーインパルスと言うところかも(笑)
「2st○っちゃん」の上を完全に行く!
暖気完了とは言えないが煙に負け暖気を切り上げ圧縮圧力測定に移ることにした。
2番、5番はアダプターをを使わないと測定が難しい!
肝心の測定結果は・・・・・・・・・・・・・・・?
各シリンダーとも良の上、最低でも10Kgを示した。マニュアルでは12Kg±1Kgとの事であるのでそれ程のダメージは無さそうに思えた。
オーナーさんが測った値とだいぶ違うのはオーナーさん、測定方法を誤っていたのかも?
次にキャブの同調状態を確認する。
プロにやってもらったとの話を受けていたが、状態は写真の様にビシッと決まっており全く問題は無い。
拡大写真は針にブレがあるので若干ずれているが平均値は同じ、しかしゲージの動きに気になる点があるのでその辺はシリンダー側を解決した後、再度確認することにする。
コメント
コメント一覧 (8)
プラグクリーナなる物までお持ちで、プロ顔負けですね。
rustsalvage
がしました
スタンダードだと10本以内!
カブッたプラグ捨てるより安上がりですよ。
rustsalvage
がしました
続きが楽しみっす♪
rustsalvage
がしました
エキパイの中に残っていたオイルが熱で煙になったのでしょう。
rustsalvage
がしました
一体どこからそんなにオイルが消えていくのか???興味津々です。
続編を期待してます。
rustsalvage
がしました
○っちゃんのと同じだと思いますよ。
rustsalvage
がしました
rustsalvage
がしました
rustsalvage
がしました