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2003年春、はるばる関西方面から高*運輸の派手なトラックに載り関東までやってきた。

2度目の利用だったが、今回は門口まで横付けされず200m程離れた所の空き地に降ろされてしまった。

まいったな押して行くのかヨ!

セルを回してみる。非常に不安定ながらもエンジンが始動しやっとガレージにたどり着いた。

細部の点検を始める。

ガソリンキャップを外した。社外の鍵付きが付いていた裏側は錆びだらけ。使うに耐えられない。

燃料タンクは再塗装、内部はコーティングがされている。連結管は潰され、コックも連結管の部分はハンダで鋳潰されていた。

ガソリンは結構古そう。全てを交換。エンジンオイルも同様に交換。

さて、始動。アイドリングが安定しない。キャブを外し清掃。中はひどくもなく良くもなく・・・・・

点火時期を調整。なかなか思うように定まらない。

妥協点をみつけセットする。

満足はしていなかったが試運転を兼ねてコレクションホールまでツーリングに出かけた。

別に所有しているCB1300SFと比べると非力とトルクの無さに閉口した。

昔乗っていた頃はもっとフィーリングが良かった記憶を思い出しながら帰路についた。

あと1Kで家に着くと言うところでその悲劇は起こった。

ひどいノッキング・・・焼けたか?! チョークを引きガスを濃くして何とか走行。

何とか家まで持ってくれ・・・ かぶり気味になるとチョークを戻し失速気味になると引いてやっとガレージに辿り着いた。

早速点検を開始。エンジンの始動を試みる。スタータを回す。突然バキと言うイヤな音。再度始動を試みる。同様なイヤな音・・・・・・・・・・・

エンジンの中で何かが起こっている。テンショナーを外しカムチェーンの様子をみてみた。

少しずつキックを動かし見て行く。突然信じられない光景が・・・・・・・・・・・・

何とチェーンの片側が切れているでは無いか!!

降ろして分解以外直す方法は無い。